共依存

今、冷静に妻との関係を振り返ると、私が「共依存」で妻が境界性パーソナリティ障害という組み合わせだった。

妻は何かしら依存傾向が強かった。私もそんな妻にアドバイスしたり面倒をみることによって、どこか自分を保っていたのかもしれない。

一人になった今、心にぽっかり穴が空いた感じ。今までは別居中この寂しさに耐えられなくて、何度となくやり直しを試みたが、それは必要以上に誰かの役に立つことで自分の存在感を確認していた行為であり、その気持ちに自分で気づいたし、もうあらゆる状況が限界だし、もう後戻りは出来ない。

 

昨日、レイトショーで「万引き家族」を観てきた。

 

この4年間、楽しいこともいっぱいあったし、幸せな時間もあった。

 

子供はできなかったが、犬二匹と二人の生活はお互いの心の傷を癒やす、かけがえのない時間であったのも確かだ。

世間の常識とは少し解離した二人だけの時間。

結果は別れることになったのだが、その過程に意味があったと信じ、お互いの道を歩み出して行く運命を受け入れてぼちぼち前を向いて歩きだそうと思う。